CSR情報 |
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当社は、施工地域周辺の自然環境への影響を最小限に抑える環境配慮設計・施工を推進しています。
滋賀県で進める国道改良工事の施工場所は、近隣に総合病院や介護老人保健施設があり、施工においては騒音・振動の発生を可能な限り抑制する工法が求められました。
既設水路の撤去・改修工においては当初、大型ブレーカーを使用する計画でしたが、「コア削孔ワイヤー切断工法」と「静的油圧破砕工法」を組み合わせて騒音・振動をできる限り抑制。
また、舗装撤去工においては、既存の舗装を1m角に細かく切断してから撤去する施工方法を採用することで、従来のブレーカーを使った小割り作業に比べ騒音・振動の発生を大幅に抑制しました。
騒音・振動の発生を抑制する施工法を提案・実施
福島県で進めるトンネル工事の施工場所は、緑豊かな山深い山間部でありながら周辺には集落も点在していました。
そこで当社は、工事車両による粉塵の発生をできる限り低減させるとともに、現場に通じる周辺道路への汚損を防止するため、タイヤ洗浄機の設置と工事用通路にはアスファルト舗装・コンクリート舗装を実施。これらによって周辺環境への影響を最小限に抑えることができました。
工事車両のタイヤ洗浄装置を設置
トンネル坑口坑前を舗装して粉塵を抑制
当社は地球環境負荷の低減と、社会の持続的発展に向けて『環境マネジメントシステム』を運用しています。
『環境方針』に基づき、事業活動を設計・施工・オフィス・営業・共通の5つの分野に区分…それぞれに取り組むテーマと目標を定め、トップマネジメントのもとISO推進中央事務局を管理責任者として、全部門・全作業所で実践しています。
また、外部機関によるマネジメントシステムの審査を継続して受審し、システムの安定した運用と継続的改善を図っています。
2022年度の活動実績は目標達成が5項目、未達成は4項目でしたが、未達成の項目もあと一歩で達成可能です。
その他、各店作業所において個別に特定した環境影響(騒音・振動・濁水等)に対する目標についても達成されるなど、環境活動に対する考え方は「良く理解され着実に浸透してきている」と評価しています。