技術・工法 |
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「コンクリート養生管理システム」は、温度応力解析により求めた最適な養生温度になるよう自動的に給熱装置(ジェットヒーター)を起動させ、養生空間内の温度制御を行うことで、明り構造物のコンクリートの品質向上を目指します。 さらにタブレット端末を用いた遠隔管理を導入し、どこにいてもシステムの稼働状態やコンクリート温度、養生温度・湿度等をリアルタイム監視することができる技術です。
下記のような特徴があります。
ひび割れの原因となるコンクリートの内外温度差を低減するため、温度応力解析を行って材齢ごとの最適な養生温度を求めます。
コンクリート温度や外気温をモニタリングし、養生条件にあわせてヒーター等を自動制御します。空間内の温度差が大きい場合は、気流を発生させて温度を均一にします。
外部からインターネットを通じてモニタリング値の確認や制御操作を行う事ができます。
1.構造物をシートで囲い、養生空間を作り、コンクリートを打設します。
2.現場の外気温やコンクリート温度をモニタリングします。
3.モニタリングした実測値による温度応力解析で、最適な養生環境を求めます。
4.養生空間の温度、湿度、気流を自動制御します。
下記のような効果があります。
2011年に西日本高速道路株式会社四国横断自動車道富久工事のボックスカルバート工事に適用し、高い評価を得ています。