次代をつくる人

限界にとらわれない、
そして、逃げない 。
浦橋 伴仁
東北支店 直轄作業所(トンネル)
作業所長の役割は?
トンネル工事の作業所長を担当しています。
山岳トンネル工事に携わるようになって10年近くになりますが、どの現場もなかなか思い通りにいかないものです。山岳トンネル工事は掘ってみないと分からない部分が多く、同じような山でも地盤の状況が大きく変わります。あらゆる地盤状況に現場で臨機応変に対応しなければいけない。時間との勝負になることが多く、他の工事に比べると難しいところです。
現場での対応という点では、通常は様々な方法が考えられます。ですが、山岳トンネル工事の現場は閉鎖的です。その状況下で安全性を確保しなければいけなく、選択できる方法が限られてきます。もちろん最善の対策を講じるのですが、とにかく一歩ずつ着実に進めていくことを意識しています。
作業所長の役割は、現場の作業の進行管理と安全管理を行うことです。現場をまとめるリーダーという意味では、強い想いや信念を持って現場に反映させることも作業所長の役割です。工事に関わる全ての人に想いを伝えて、一丸となって取り組めるチームづくりが不可欠です。

現場では挑戦が必要か?
絶対に、必要です。
同じ現場、同じ工種、同じ施工に携わることは、なかなかありません。一つひとつの現場での経験が、知識や技術として蓄積されていきます。その積み重ねが成長につながり、より難度の高い現場に対応できるようになるのだと思います。
前の現場で挑戦したからこそ、今の現場で挑戦できていると感じることが多いです。限界にとらわれず、なんでもやってみる。挑戦することが、大切だと思います。いつも同じようなことをやっていては、成長は望めません。常に挑戦するということを意識して、これからも現場に携わっていきたいです。
竹中土木は、もっとできるのか?
もっとできると思います。
どうしても人間は、無意識のうちに限界点をつくったりとか、これくらいはできるけどこれ以上は無理だよなと思ったりするものです。そういう弱い気持ちは、誰もが持っています。それを少しずつ打破していき、少しでも上を目指そうと意識する。上に登っていくという強い気持ちを持ち続ければ、最後には絶対に良い結果に辿り着けると思います。
一人で難しければ仲間の力を借りて、チームとして上を目指していけばいい。やはり挑戦した方が、やりがいが大きくなります。困難なことに立ち向かってこそ、自分自身の成長につながります。
目の前の困難から、逃げない。一つひとつの現場に向き合ってきたことで、今の自分があります。逃げないという想いで挑戦し続ければ、もっと大きなことができる自分に出会えるはずです。
次代をつくるために
もっと強く、もっとしなやかに

物凄いスピードで社会は変化している。
これから自分たちが予期せぬ困難が降りかかることもあるかもしれない。
その困難を乗り越えるためには、もっと強くならなければいけない。
ただ、頑なに強さを求めていてはだめだ。自分たちが正しいと思うことに固執していたら、きっと社会の変化から取り残されてしまう。
少し先の未来も予測することが困難な時代、目の前の変化に柔軟に対応していけるしなやかさが必要だと思う。柔らかいからこそ、生まれる強さがある。
変化を恐れない、楽しむぐらいの強さを持っていきたい。
未来はつくるもの。
私たちがつくるもの。