竹中土木

「第3回石積み甲子園」に当社は竹中工務店と協賛しました
~ものづくりにひたむきな高校生たちの熱い気持ちを応援します~

2025.11.14



11月2日、「第3回石積み甲子園」が高知県四万十町で開催されました。高校生が石積み修復技術を競う「石積み甲子園」。同大会は、地域における若者への石積みの技術継承や学びの機会の提供、また地域の景観保全、棚田や段畑(だんばた)を持つ地域の若者たちの交流を促すことを目的とし、2023年から開催されています。当社と竹中工務店は第1回から共同で協賛しており、現地で高校生を応援するとともに、協賛企業全6社が同センター内でブースを出展し、訪れた地元の方々に事業内容や技術をピーアールしました。
 
当日は、地元から高知県立四万十高等学校、高知県立安芸高等学校、3年連続の優勝を狙う愛媛県立伊予農業高等学校や愛媛大学附属高等学校、徳島県立城西高等学校神山校の5校が出場しました。同大会では、モルタルやコンクリートを使用せず、石の重さと嚙み合わせだけで積み上げる「空石積み(からいしづみ)」という工法を使用して、割り当てられた範囲に制限時間6時間で石積みを完成させます。石積みの安定性と安全性を確保するために敷石下の土を均一にならす担当、砕石を敷き詰めすわりの良い大きな石から順番に積む担当、ちょうどいい石を探してくる担当など、役割分担が各校できちんと決まっており、自校だけでなく隣接する他校との境目の石積みも考慮しながら、みんなで協力して石積みを完成させていました。
 
見事優勝したのは徳島県立城西高等学校神山校(以下、神山校)で、高知県立四万十高等学校と愛媛県立伊予農業高等学校の 2 校が準優勝となりました。神山校の土居キャプテンは、唯一同大会に3年連続出場した学生で、「3 年間で一番きれいな石が積めました。このメンバーで優勝ができて良かったです」と涙を流して喜びを語りました。NHK や高知新聞など地元メディアも取材に訪れ、盛況のうちに、大会は終了しました。
 
石積みは土木の基礎で環境負荷が低いと言われる技術です。また、空洞があるため生物や植物との共生という観点でも注目されています。同大会は、こうした技術を次世代に継承するためのものであり、将来の建設業の入職者を増やすためにも重要な取り組みです。当社は今後もこの活動を応援していきます。
 
 


<写真:▼大会開催地から最も近い高知県立四万十高等学校>



うまく積める石が探せない時は、ハンマーで野面石を割って、噛み合わせを調整します
 




 
 


<写真:▼昼休みに午後の協議に向けた作戦会議をする愛媛大学附属高校>  




 
 



<写真:▼初優勝を勝ち取った徳島県立城西高等学校神山校> 



キャプテンの土居さん(左)は、同大会に唯一、1年生の時から3年連続出場した学生です。
昨年から参加メンバーも多い中、3年目にして初優勝を勝ち取ることができた瞬間は、笑顔とともに涙が溢れてきました。
 




 




 
 


<写真:▼参加者全員で集合写真>





 
 


<写真:▼大井川住民センター内での竹中工務店と当社出展ブース>




 
 



石積み甲子園公式ページ


https://www.glp.com/jp/alfalink/amagasaki/