2019.01.15
当社は、iPadに表示した設計図面上に自己位置および位置座標を表示することで施工管理業務を支援するアプリ「位置プラス『測』」*を開発しました。
「* 位置プラス」:竹中工務店、竹中土木が開発を行っている施工支援アプリケーションの名称
本システムは、iPadに搭載されているGPSセンサと気圧計を用いて自己位置座標(X,Y,Z)を検出し、事前に登録した図面上に自己位置を表示。自己位置座標の記録機能を搭載しているため、トータルステーションやレベルなど専用の測量器を使用せずにスピーディーな測量が可能となります。表示する図面は座標系を持たせた画像データを使用するため、設計図面や航空写真、地図などシチュエーションに合わせて任意に選択可能。
これらの機能を組み合せて活用することで、iPadひとつで現況測量から簡易な仮設計画までを容易に行うことができます。施工計画に必要な情報(現況・設計情報・位置情報)が現地で揃うので、従来の事務所で現況図と設計図を照らし合わせながら行う計画に比べ現場状況に合致した計画立案が可能になります。測量機器を使い2人がかりで行っていた業務を1人で簡単に行えるため作業時間を大幅に短縮し、業務効率を飛躍的に向上させます。
当社は現在、「位置プラス『測』」システムを3件の工事に導入…現場からの意見や要望をもとに改良を重ね、より使いやすいアプリとして様々な現場へ展開していく予定です。また、グループ一丸となって作業効率を高めるためのアプリ開発をさらに進めていきます。