ニューソイルは、シールド工事や浚渫工事などの建設現場から大量に発生する建設汚泥、軟弱粘性土、浚渫土に改良材を添加・混合し、これを高圧フィルタープレスで脱水した後に解砕し、粒状改良土として再資源化された新しい土です。

製造されたニューソイル
- 用途に応じた幅広い強度の土を作ることができます。
- ニューソイルは再泥化しません。
- ニューソイルは脱水直後からでも利用できます。(強度発現が早い)
- 脱水が短時間で行えます。
- 分離された砂・礫分は別途再利用できます。
- 調整工程
搬入した原土は、粗大物を取り除き、必要に応じて水を加え溶解し、これを一次処理装置で泥水と砂礫に分離します。
- 混合工程
一次処理装置から所要量の泥水を、改良材プラントから所要量の改良材スラリーを、それぞれスラリー槽に移し混合・貯泥します。
- 脱水工程
スラリー槽の改良材添加泥水を高圧ポンプにより所定の圧力1.5〜4MPaで高圧フィルタープレスに圧送・脱水することで、脱水ケーキが得られます。
- 解砕工程
製造された脱水ケーキはベルトコンベア等で運ばれ、解砕機で所定の粒度に解砕されニューソイルになります。
- 養生工程
ニューソイルの養生は、貯蔵および養生を兼ねた貯蔵設備または置場で行います。貯蔵場所には散水シャワー設備を併設します。

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ニューソイル製造フロー

ニューソイル用途
工事名:天応焼山汚水幹線
施工時期:(3工区)築造工事 1999年8月~2001年10月
発注者:呉市下水道部調整工程
泥水シールド工事で発生した余剰泥水を高圧脱水・解砕し、ニューソイルを製造、路床材・埋め戻し材等に利用しました。

泥水シールド工事におけるニューソイル製造フロー

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