技術・工法 |
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山岳トンネルの覆工コンクリートにおける高い充填性とひび割れ抵抗性を兼ね備えた中流動コンクリートを開発しました。
わずかなバイブレータ振動で流動化し施工性が向上するとともに充填性が向上します。また、収縮低減性能を兼ね備えており、一般的な覆工コンクリートの配合に比べ収縮ひずみが30%以上低減可能であり、乾燥収縮によるひび割れ防止を図ることが可能となります。
下記のような特徴があります。
コンクリートの配合は現地プラントの条件を考慮し、高品質フライアッシュを添加した粉体系中流動コンクリート、混和剤には収縮低減性に優れた高性能AE減水剤を使用しています。
一般的な覆工コンクリート配合と比較して,乾燥収縮ひずみを30%以上低減できることを、室内試験にて確認しています。
写真1 フレッシュ性状(スランプフロー試験)
写真2 フレッシュ性状(U型充填性試験)
構造物をシートで囲い、養生空間を作り、コンクリートを打設します。
写真3 打設状況(ホッパー投入)
(カラー画像)
(モノクロ画像)
打設状況(打ち込まれたコンクリートが流動して左右に広がっている様子)
九州の道路トンネルにおいて、非鋼繊維混入の有筋区間に適用しました。