技術・工法 |
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すでに開発済みの「コンクリート養生管理システム」を応用し適用範囲を拡大した、セントル内の対流による上下温度差を解消し適切な養生温度に制御するシステムを開発しました。
熱流体解析を用いて給熱装置や送風機の配置を最適となるようにするとともに、これらの運転を自動で最適化するシステムを開発しました。
下記のような特徴があります。
温度応力解析から求めた最適な養生温度になるよう自動的に送風機や給熱装置を起動させ、養生空間の温度・湿度を制御します。また、養生空間内の上下間温度差が大きくなった際にも、送風機を稼動させ養生空間の均一性を保つことも可能です。
現場から離れた本支店などの遠隔地からも、いつでも、どこでも管理者が容易に養生状況を確認することが可能です。そのため、コンクリートの幅広い知見を持っている技術者が本システムを扱うことが可能となり、現場技術者と連携した品質管理を行うことができます。
温度応力解析では、コンクリート構造物のひび割れを抑制できる最適な養生温湿度や養生期間を求めます。また、熱流体解析では、養生空間の温度差を均一にする送風機や給熱装置(ジェットヒーター)の配置を決定します。
通常の養生
システム適用
通常の養生
システム適用
北海道横断自動車道 釧路市 小音別トンネル工事
(発注者:北海道開発局 釧路開発建設部)