竹中土木

補強鋼材運搬設置
マニピュレータ

狭小部の耐震補強工事の安全性向上、省人化を実現

補強鋼材運搬設置<br>マニピュレータ

道路・鉄道橋の柱など狭い場所での耐震補強工事において、従来、人力作業で行われていた補強鋼材の運搬設置作業を機械化しました。

補強鋼材運搬設置<br>マニピュレータ

技術概要

地下施設など施工スペースが限られる場所での耐震補強工事では、通路が狭く重機での資材運搬ができなかったり、天井があるために設置作業にクレーンを使えないことが多く、人力作業を余儀なくされており、作業効率や安全性に課題がありました。

技術概要
図1 従来の施工方法

「補強鋼材運搬設置マニピュレータ」は、ビルなどの建築工事で窓ガラスやパネルを取り付ける吸着搬送機械を改良した機械です。
マグネットで補強用鋼材を把持し、設置箇所に貼付した AR マーカーを機械側のカメラで認識して空間上の自己位置を認識し、鋼材設置作業が行える位置まで機械の走行ルートをモニターに表示して誘導します。その後、鋼材とボルト先端に設置したカメラと AR マーカーで相対位置を認識し、ボルト孔がボルトに合うように鋼材の位置や傾き調整など、取付けまでのリモコン操作を誘導します。これらのガイダンス機能により、経験の浅い作業員でも施工を行うことが可能となります。

図2 補強鋼材運搬設置マニピュレータによる作業の様子
図3 走行時おおび設置作業時のガイダンス表示

効果

鉄道高架下の一面せん断補強工事(対象柱 9 本 鋼材 27 枚)に適用した結果、人力で行っていた従来の作業方法に比べ、施工時間は同等なものの安全性が格段に向上し、これまで 4 人を要していた作業人員を 1 人削減して 3 人で行えることを確認しました。

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