竹中土木

コンフィルテープ®工法

不織布テープで覆工コンクリート打設時の充填性と品質を向上

コンフィルテープ®工法

山岳トンネルの覆工コンクリート打設工事において、残留空気とブリーディング水(コンクリート中の余剰水)を、不織布製のコンフィルテープによって速やかに排出し、コンクリートの充填性と品質を向上させます。

コンフィルテープ®工法

工法概要

山岳トンネルの覆工コンクリートは、地山とセントル型枠内の閉塞空間に打設するため、地山の凹凸に残留空気が滞留して充填しにくいとともに、打設後にブリーディング水(コンクリート中の余剰水分)によって品質が低下する懸念がありました。
コンフィルテープは幅 7cm の不織布テープで、打設前にあらかじめ貼付しておくだけで、残留空気やブリーディング水を速やかに排出して、コンクリートの充填性と品質を向上させることができます。

工法概要
図1 コンフィルテープ工法概要

残留空気排出効果

トンネル断面の凹凸を模擬した打設実験では、従来の施工方法(コンフィルテープなし)では平均充填率が 89%だったのに対して、コンフィルテープを施工した場合は平均充填率が 100%になることを確認し、残留空気を排出して充填性が向上することを確認しました。

残留空気排出効果
図2 残留空気の排出による充填性向上効果の確認

ブリーディング水排出効果

天端に滞留層を設けた模型にコンクリートを打設する実験において、上面に張り付けたコンフィルテープからブリーディング水が排出され、それに伴ってコンクリート強度(シュミットハンマによる推定強度)が向上することを確認しました。

ブリーディング水排出効果
図3 ブリーディング水排出による品質向上効果の確認

コンクリートとの一体化

コンクリート打設後、コンフィルテープにもセメントペースト成分が浸透して、覆工コンクリートと一体化し、コンフィルテープ残置による断面欠損の影響はありません。支承物として撤去する必要がなく、モルタル注入などの後工程も不要です。

コンクリートとの一体化
図4 コンクリートとの一体化効果

施工方法

覆工コンクリート打設前に天端部の防水シートにコンフィルテープを貼り付ける。テープ本数はトンネル断面寸法や支保工による凹凸形状など、空洞体積に対して必要な本数(3本以上)を決定する。

施工方法
図5 コンフィルテープ貼付状況

資料

参考情報

NETIS

NETIS 登録番号:KK-170043-VE

技術・工法