竹中土木

やがて生まれる街に、
思いを馳せて。

技術職
施工管理
大坪 孝太郎
Otsubo Kotaro
三郷北部土地区画整理作業所
監理技術者
2012年入社
工学部建設学科建設工学コース

温かい社風に惹かれて

私が土木の世界に興味をもつようになったきっかけは、父でした。寺社仏閣関係の仕事を通じて竹中工務店と一緒に仕事をした経験を持つ父は、ものづくりの面白さを私に説き、建設の仕事のスケールの大きさを教えてくれました。その過程で私は竹中工務店の土木専業であるグループ会社、竹中土木の存在を知り、自分も土木の仕事に携わりたいと思うようになったのです。そして実際に入社する決め手となったのは、面接等で社員と接したことでした。皆さんたいへん丁寧に私に接してくれ、困っていることはないか、サポートが必要ではないかと、気を配ってくれたのです。こういう人たちが働いているのだからきっと風通しがよく、温かい社風に違いないと思いました。その印象は入社後も変わることはなく、どの現場でも、厳しい中にも思いやりにあふれた指導をしていただきました。とても心地よい社風だと感じています。

知識と経験が成長への両輪

3年前、研修生として技術研究所で学んだことは大きな財産となりました。現場では、施工に関わる管理方法やノウハウを学びますが、技術研究所では工法自体のメカニズムを学びます。知識を深耕でき、自信につながりました。竹中工務店の技術者の方々と人脈を広げられたのも、よかったと思います。一方、2年前に初めて監理技術者として施工管理を担当した熊本県の現場も思い入れがあります。初めて経験することが多く、失敗も繰り返しました。現場の問題をスピーディかつ的確に解決し先に進めなければいけない局面では、大きなプレッシャーも感じました。私に比べて所長はさすがに経験という引き出しが多く、指示も的確でした。その姿を見て、もっと経験を積んで力を身につけていかなくてはと痛感。これらを通じて私は、知識の深耕と経験の蓄積という土木技術者にとって大切な二つの要素を教わりました。

先を読んで手を打っていく

現在私が施工管理を担当しているのが、東京ドーム6個分という広大な土地区画整理事業の宅地造成工事です。エリア内を交通量の多い県道が貫き、既存の商業施設が営業を続けているという環境から、さまざまなことに気を配りながら工事を進めなくてはなりません。工事をスムーズに進めるには目先のことだけでなく、常に先を読んで手を打っていく必要があり、日々勉強を重ねているところです。入社直後に担当した宅地造成工事の現場を数年後に訪ねたことがありますが、そこには既に家が建ち並び、街ができていました。造成工事の様子そのものはどこにも残っていなかったものの、街を眺めていると工事中の思い出がフラッシュバックし、懐かしく感じたことを覚えています。現在の現場についても、数年後に訪れたら同じような思いを抱くことでしょう。建設業ならではのやりがいだと思います。