竹中土木

経験とともに視野は
より広く、志はより高く。

技術職
施工管理
長末 曉侑
Nagasue Akiyuki
東京本店
東名横浜青葉IC耐震補強作業所
監理技術者
2010年入社
工学研究科建設システム工学専攻修了

“あなたのおかげ”の一言が自信に

初めて現場で一つの施工班の管理を任されたのは入社2年目のことでした。それまで上司の指示で仕事を進めていたのに対し、自分の判断で施工の指示を出さなくてはなりません。協力会社との打ち合わせも私の責任です。上司には「計画書をよく読み込んで、まずは自分で考えなさい」とアドバイスされました。もちろん失敗もしましたし、叱られもしました。それでも協力会社と一緒になって作品を作り上げていく意識を大切にし、いかに皆さんに気持ちよく仕事をしてもらうかに気持ちを配りました。工事が無事に終わったとき、協力会社の職長さんから「あなたのおかげで、工事もうまくいった。よくやってくれた」という言葉をいただき、本当に嬉しかったのを覚えています。大きな自信になりました。こんなふうに若手のうちから経験を積ませて育てていこうという風土が、当社には根づいています。

地域の人々のための作品づくり

若手の頃は目の前の業務をこなすので精一杯でしたが、経験を重ねるにつれて視野が広がり、発注者や地域の人々を含め、さまざまなスーテクホルダーにも目が行き届くようになりました。入社8年目には浸水対策として地下に雨水貯留施設を設置する工事を担当。地上はマンホールぐらいしか目につきませんが、その地中に巨大なプールを沈め、雨水を溜めておけるようにしました。一般的に大きな工事ともなると迷惑がられるものなのに、このときは「これで安心できる。頑張ってね」と近所の方に言っていただきました。その後、台風でも浸水が発生しなかったと聞き、住民の皆さんの声にお応えできたことを誇らしく思いました。作品づくりを通じてこのように地域社会の安全に貢献できたという実感は、大きなやりがいです。

業界の明るい未来のために

現在私が担当しているのは、東名高速道路ICの橋脚・橋台の耐震工事です。これまで当社で経験のない鋼製橋脚であることから、今後のためにもノウハウを吸収することが私に課せられたミッションです。ここで実績を挙げることで「竹中土木なら鋼製橋脚を任せても安心」という信頼につなげていきたいと思います。施工管理者としては、当社だけでなく、協力会社の皆さんにも大きな喜びとやりがいを感じられる現場にしたいと考えています。全員がWin・Winの関係でいい作品づくりを続けていくことで、我々だけでなく、建設・土木業界全体がより明るく、活気のあるものになって行くと思っています。若い人材も積極的に飛び込んでくれるようになるはずです。そんな志が、今の私にとっての大きなモチベーションです。これからも経験を重ねて、社会に必要な作品をつくり上げ、業界全体を牽引していきたいと思います。