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技術・工法

コンクリート・構造物、リニューアル、コンクリート

RPC工法

概要

供用中の既設管渠上部に設けた投入孔から、平面形状が平行四辺形のプレキャスト鉄筋コンクリート部材ボックスカルバートのブロックを設置し、自立式管渠を構築する工法です。耐荷重性が高く、耐震性や最小土被りの確保に優れています。下水道の腐食環境への耐久性を高めるために、内面にGSボードを被覆するタイプもあります。

施工イメージ

施工イメージ

特徴

  • 既設矩形渠の内部空間を最大限活用し、更生管渠の流下断面を最大限確保するために、断面形状を上下二分割し、平面形状を平行四辺形としています。
  • 底版は堆積物を溜まりにくくするとともに、流入管のステップ差を最小限にするためにインバート形状としています。

上部ブロック

上部ブロック

下部ブロック

下部ブロック

平面形状を平行四辺形としたメリット

ボックスカルバートを既設管渠内で据付ける場合、通常のボックスカルバートは、既設管渠内で回転させると対角の回転半径が大きくなり、既設管渠側壁部分と製品が接触し回転できなくなります。
ボックスカルバートを平行四辺形にすると、対角の回転半径が既設管渠の内幅より小さくなるため、余分なクリアランスが不要となり、既設管渠の幅を最大限に活用した断面設定が可能となります。

通常ボックスカルバートブロック

通常ボックスカルバートブロック

変更四辺形形状のRPCブロック

平行四辺形形状のRPCブロック

RPCブロックの種類

RPCブロックには、プレキャストボックスカルバートの標準タイプと、GSボードタイプの二種類があります。
GSボードは、流下能力の向上および管渠の防食を目的として、内面にFRPボードを装着して耐久性を向上させています。

更生管の特徴
  1. RPCブロック(標準タイプ、GSボードタイプ)共通
    • 既設頂版を撤去する場合でも十分耐えうる自立強度を有します。
    • 構造・継手・水密性に対し耐震性能レベル1、レベル2の性能を有し耐震性に優れています。
    • 工場製品であるため品質が安定しています。
    • ブロック間をジョイントパッキンとボルトで接合するため水密性に優れています。
  2. RPCブロック(GSボードタイプ)
    • 標準タイプに比べ粗度係数が小さく、流下能力を向上させることができます。
    • GSボードは防食性・耐薬品性に優れています。
    • GSボードは耐摩耗性に優れています。
    • GSボードは耐衝撃性を向上させることができます。

実績

東京都文京区根津2丁目付近再構築その3工事 (2000.7~2000.12)
発注者:東京都下水道局
地蔵掘幹線再構築工事 (2002.11~2003.2)発注者:東京都下水道局

(財)下水道新技術推進機構からの建設技術審査証明を2010年3月に更新しています。