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技術・工法

ダム、生産性向上、リサイクル、河川・海岸

台形CSGダム技術

概要

ダム施工の合理化について、各方面で様々な取り組みがなされていますが、近年、設計・施工・材料の合理化を可能としたCSG(Cemented Sand and Gravel)工法でダムを構築する方法が注目を集めています。このようなダムを「台形CSGダム」と呼んでいます。
CSG工法は、平成4年に長島ダム上流仮締切で初めて施工されて以来、仮締切り堤、護岸などに採用され多くの施工実績が積み重ねられてきました。
現在、当形式をダム本体に適用すべく国土交通省を中心に技術的検討が行われています。

特徴

  • 当形式のダムは、台形形状のダムにCSG工法を用いたことにより3つの合理化が可能となります。

台形CSGダムの特徴

台形CSGダム一般図

台形CSGダム一般図

  • CSG強度は、CSG材粒度および、単位水量が幅をもつことから、単位水量との関係図において「ひし形」範囲の分布をなします。CSG製造にあたっては設定した「ひし形」に基づいて管理を行います。

CSG製造工程

大型供試体強度試験

粒度の幅と単位水量管理範囲から求まるCSG強度範囲

粒度の幅と単位水量管理範囲から求まるCSG強度範囲

竹中式CSG製造技術(Tai-mix)

当形式のダムは、台形形状のダムにCSG工法を用いたことにより3つの合理化が可能となります。
Tai-mixは、竹中が開発したコンパクトでありながら大量かつ経済的に安定した品質のCSG製造を可能とした連続ミキサです。CSG工法用混合設備検討小委員会よりCSG混合装置として認められ、”DKPミキサ”名で登録されました。

CSG連続製造システム CSG混合状況(Tai-mix)

混合方式と仕様

Tai-mixは重力と動力エネルギーを合理的に利用し、重力式の長所である経済性と動力式の広範な材料への適用性を併せ持っています。

仕様:

  • ミキサ本体寸法は、長さ3m、幅0.8m、高さ0.65m
  • ミキサは傾斜角を25°、30°、35°に可変
  • 攪拌は2軸の回転軸に装着した計14枚の羽根で行い、回転数は0~100rpmの範囲で可変
ミキサの特徴
  • 可傾式であるため、砂礫材料や粘性の高い土質材料など広範囲の材料に適用可能
  • 2軸の攪拌羽根で混合することで、安定した品質の材料を大量かつ経済的に製造可能(最大製造能力:100m³/h)
  • 5.5kwの省電力で混合でき、設置撤去の容易なコンパクトな設備

CSG製造フロー

CSG製造フロー

施工方法

施工方法

実績

灰塚ダム(下流から望む)

国土交通省中国地方整備局発注 灰塚ダム川井堰堤工事
(2003.12~2005.8)

諸元
形式: 台形CSGダム
堤高: 13.50m(越流部)
堤頂長: 146.00m
天端標高: 非越流部 EL.246.00m
越流部 EL.242.00m