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緑化コンクリート

コンクリート基盤と緑化の一石二鳥

概要

緑化コンクリートは、コンクリート上に直接植栽が可能なコンクリートのことであり、コンクリート構造物に緑を取り入れる技術の一つとして開発したものです。緑化コンクリートは建築物や土木構造物の斜面、あるいは河川の親水護岸などの緑化に適用でき、壁面や造成法面を直接緑化できます。また、雨水や流水で侵食されにくい植栽基盤を作ることができます。

特長

  1. 緑化コンクリートは力学的機能を受け持つコンクリートと植栽基盤が合体した新材料で、粗骨材(砕石など)をセメントペーストだけで固めた連続した空間を持つコンクリートに、保水材と肥料を充填して上に薄く土を固着させたものです。
  2. 芝やツタなどの植物を直接植栽することにより、河川の護岸、道路法面、擁壁面、建築物の内外壁面、屋上などの従来緑化が困難とされていた部分への植栽が可能となります。
  3. 現地での打設の場合は、施工面の状態に応じた施工ができます。
  4. PC化し、施工を合理化、迅速化することによって、共用中の道路法面等や、ビルや集合住宅の外壁や外部空間にも使えます。
  5. 車の輪荷重にも耐えられる緑化が可能で、駐車場にも適用できます。横浜市では緑地と認定されました。
  6. 多自然型護岸工法として多く用いられています。
緑化コンクリート断面隅田川勝どき地区堤防後背地斜面 施行中
施行後60°斜面での長期育成試験

緑化コンクリートの構成

緑化コンクリートの構成図

緑化コンクリートの実施例

●信濃川稗生護岸
長野県(1994)
設計:国土交通省
実績:建設省北陸建設局での試験施工


緑化コンクリート

他工法

●国府川才ヶ崎護岸
鳥取県(1997)
設計:国土交通省

−増水期における侵食状況の比較−

 左の図は、施工後1ヶ月目に集中豪雨があり、施工部の半分の高さまで河川が増水した時の状況です(増水中の流速は2.5〜3m/秒でした)。
 他工法(コンクリートブロック上に客土を行って植栽)では一部客土と植物の流失が認められたが(左下図)、緑化コンクリート施工部では表層基盤や植物の流失は見られませんでした(左上図)。


パンフレット(PDF)