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ジェットクロス工法

  • 工事規制期間短縮を上下部同時施工により実現。
  • スマートな景観と施工時の走行車線確保をフーチングレス化により実現。
  • 高い信頼性と汎用性を実績のある技術の高度な組み合わせにより実現。

背景

近年、都市部の交通渋滞を緩和し活性化を図るため、交差点や踏切の立体化が進められています。しかし、交通量の多い既設道路上での工事になることや施工ヤードの制約条件が厳しいことから、工期の長期化及び、更なる交通渋滞が発生しています。また、工事が長期にわたることにより、周辺住民への生活環境への多大な影響を及ぼしているのが現状です。

これらの課題を解決すべく当社は、川崎重工業(株)と共同で、それぞれの得意分野のノウハウを生かし、立体交差急速施工法の開発に取り組んでおります。

ジェットクロス工法の特長

図1 立体交差

図1:立体交差

ジェットクロス工法とは、立体交差を短工期で構築する工法で、上部工(橋桁)、下部工(橋脚・基礎)、アプローチ部で構成されるオーバーパスの立体交差を対象としています。(図1)

  1. 工期を2.5ヶ月に短縮
    下部工の完成を待たずに上部工の着手を可能としたことにより、工期を大幅に短縮しています。また、アプローチ部の施工においては、部材のプレキャスト化により現場作業を迅速化しています。
  2. 交通規制の最小化
    交通規制が必要な工事占有帯を立体化する幅員程度に収めることが可能なことから、工事中でも右折車線を確保でき二次渋滞の抑制を図れる。また、交差点の前面通行止めは夜間1〜2回で行います。

ジェットクロス工法を支える技術

1)上部工下部工同時施工

図2 構真柱
図2 構真柱

図2:構真柱

場所打ち杭体に構真柱(図2)を建て込んで上部(橋桁)荷重を支持地盤に伝えることで、下部工の完成を待たずに上部工着手を可能としています。下部工も併行施工しますので、大幅な工期短縮が図れます。 また、構真柱をSRC構造の鉄骨として利用することで下部工の剛性を向上しスレンダーでフーチングを縮小あるいは
フーチングレス構造を可能にします。

2)上部工の送出し架設工法

実績のある従来の送出し架設工法を改良し、交差点部架設の簡略化を図っています。条件により、「手延べ式」と「キャスター付ベント式」を選択します。

図3 手延べ式送出し架設

図3:手延べ式送出し架設

  1. 手延べ式送出し架設(図3)
    橋桁の先端に設置していた手延べ機を橋桁上部に設置することで降下作業を省略し、工期の短縮を図っています。

図4 キャスター付ベント架設

図4:キャスター付ベント架設

  1. キャスター付ベント架設(図4)
    ドーリー(橋桁架設用の大型建設車両)に比べてコンパクトなため、ドーリーの搬入経路が確保できない条件でも工事が可能です。

3)プレキャスト工法によるアプローチ部施工(図5)

図5 アプローチ部施工

図5:アプローチ部施工

中空で長尺のプレキャストブロックを千鳥状に積み上げ、施工速度の向上と軽量化を実現します。