Home > What's New一覧 > 地下40mのVOC汚染土壌を金属系還元材を用いて浄化 地中での浄化を可能にした「DCM-e工法」を開発

What's New

TOPICS
Last Updated : 2003/8/26

地下40mの深層部のVOC汚染土壌を金属系還元材を用いて
浄化 汚染部分の地中での浄化を可能にした「DCM-e工法」を開発


株式会社 竹中土木
株式会社 竹中工務店

竹中土木(本社:東京都、社長 竹中康一)と竹中工務店(本社:大阪市、社長 竹中統一)とは共同で、 VOC(揮発性有機化合物)が地中深く浸透して汚染した土壌を、掘削することなくその位置で浄化する 「DCM-e工法」(ディー・シー・エム・イー工法)を開発し、実用化しました(特許申請済)。

既に当社が開発し港湾などの軟弱地盤の改良で多くの実績があるDCM工法(深層混合処理工法)を応用したもので、 掘削除去が困難な深さ40m程度までの汚染土壌を金属系還元材で浄化することができます。 この還元材は、人体に無害且つメンテナンスフリーで安価な金属系のものであり、 約3~6カ月で環境基準値以下まで汚染濃度を低減させるとともに、その後も浄化効果を持続させます。


「DCM-e工法」について
土壌が汚染されている深さまで「深層混合処理機」の攪拌翼を貫入させ、先端から金属系還元材を吐き出します。攪拌翼の回転により、汚染土壌と還元材を混合し、均一に混じり合うようにします。ボーリング調査により効果を確認します。 粘土質が多い地盤では、攪拌翼の回転運動によって地盤が緩むケースがあることから、固化材を併用して地盤強度を維持します。

深層混合処理機の攪拌翼


「DCM-e工法」を採用するメリット

1)深さや地盤を選びません
掘削困難な40m程度の深さまで対応できます。 また、攪拌によって地盤が緩みがちな粘土質地盤にも適用できます。

2)狭い敷地でも作業が可能です
土壌を掘削する必要がないため、地上に大規模な掘削汚染土の処理ヤードを設ける必要がありません。 敷地に余裕がない場合でも採用できる工法です。

3)メンテナンスフリーです
金属系還元材を使用する事で長期間効果が持続します。 施工後のメンテナンスも不要で、ランニングコストがかかりません。

4)コストパフォーマンスに優れています
掘削費用、汚染土壌搬出・処分費用がかからず、また、安価な金属系還元材を使うためコストを抑えることができます。

5)環境に優しい浄化方法です
汚染土壌を掘削して産廃処分場に運ぶ必要がないため、汚染の拡散を防ぎます。 また、自然界に存在する鉄などの金属を還元材として使用するため人体にも無害です。

6)安心して任せられます
数多くの実績がある「DCM工法」を応用しているので、高い技術的信頼性が確保されています。

VOC(揮発性有機化合物)は、金属加工品の洗浄剤、ドライクリーニング用の溶剤など広く産業分野で用いられてきました。そのため汚染地も全国各地に広がっており、 汚染土壌の約半分はVOCが原因であると推定されています。 VOCは比重が大きく、地中深く浸透して地下水汚染の主因となるケースが多いだけに、 抜本的な汚染防止及び浄化対策の開発が求められていました。 「DCM-e工法」は、技術的信頼性に優れ、適用範囲が広く、費用対効果が高く、環境に優しい、理想的な汚染土壌浄化工法です。